投資銘柄を自分選べるようになろう、9357名港海運を買うまでの60分

投資

今回は実際に買った銘柄の投資に至るまでの過程をお話ししますが、昨今こんなニュースが・・県在住の・・才男性、投資詐欺で・・万円失う 投資詐欺にあわない為にも自分で銘柄選びができるようお互い学んでいきましょう

名港海運に目をつけたきっかけと買おうと思った3つの理由

  • 銘柄:9357名港海運
  • 購入日:2025/8/26
  • 購入株数:100株
  • 購入価格:200,100円
  • 業種:倉庫・運輸関連業
  • 上場先:名古屋証券取引所

関心をもった理由は利回りスクリーニングで上位表示されたこと

買ってもいいかなぁって思った理由は3つ

  • PBR:0.49倍(1倍割れ)どういうことか?簡単にいうと、持っているお金が100円なのに株価は49円なので、もしこの会社の発行株数が1株なら49円で買った瞬間100円が手に入る感じ
  • 直近の株価がじわじわ上昇傾向、アクティビストが秘かに買い進めている?あくまで思惑です ただ上場先は名証なので東証が進めるPBR1倍割れの解消には抵触していない
  • 日本は四方を海に囲まれているので海運業はなくならない

銘柄選びに欠かせない投資前審査、知りたいのは3つ

大切なお金をだす訳ですから信用できる相手かを知ることは大切です、そこをすっ飛ばす行為は知らず調べず人まかせにほかなりません

知りたいのはバックリ3つ

  • お金はあるか(借金した金でなく自分の金)
  • 事業は安定もしくは成長傾向か(売上や利益推移・継続性)
  • 配当金を出し続けられるか(無理してないか、配当性向高すぎないか)

それを確認するために以下を確認し最後は「えいやー」で買い

ステップは3段階、一段階目の4項目だけで投資判断する方もいると思います

一段階目の4項目(基本事項)

  • 売上・利益等の推移、成長性・安定性
  • 自己資本比率・利益剰余金・有利子負債の推移
  • キャッシュフローの健全性
  • 配当金の推移と配当性向・総還元性向

2段階目は5項目、もう少し踏み込む感じ

  • セグメント別・地域別実績
  • 経営資源、人・金・物のうち人件費効率
  • 投資用有価証券内訳
  • 大株主の内訳
  • 創業年数

3段階目、駄目押し確認

  • 決算書の確認

聞きなれない言葉が多く眠くなるwって方、大丈夫です慣れれば60分程度で完了できるようになります、お金を貸し利息をもらうモチベーションで調べましょう

IRバンクへようこそ!、審査スタート

まずはIRバンクを検索しページを表示したらスタートです

一段階目の4項目(基本事項)

  • 売上・利益等の推移、成長性・安定性
  • 自己資本比率・利益剰余金・有利子負債の推移
  • キャッシュフロー
  • 配当金の推移と配当性向・総還元性向

下へスクロールしていくと会社業績→財務状況→キャッシュフローの推移→配当の推移

会社業績からみえてくるのは

  • 売上と利益面の推移は東日本大震災やコロナの影響等で若干の変動はあるものの上昇傾向
  • 営業利益率はまぁまぁ、できれば10%欲しい
  • ROE・ROAはそんなに高くない

財務内容からは

  • 自己資本比率は高く反面、有利子負債は少ない(借金がほぼない)
  • 利益剰余金は概ね増えている(貯金は増えている)

キャッシュフロー(お金の出入)

  • 営業CFは概ねプラス、現金等も増えている

参考までに投資CFマイナスはお金は出ていってる状態(設備投資など)、財務CFのプラスはお金がはいってきている(銀行等から借入でお金は増)マイナスは返済(お金は出ていく)

配当推移からは

  • 配当金は上昇傾向(財務に余力を感じる)
  • 配当性向25.6%、利益の1/4の配当(余裕なので将来の増配に期待)
  • 自社株買いは?個人的にはボチボチ

一段階目はここで終了、これ以上は必要ないなと感じる方はお疲れさまでした健闘をお祈りします

2段階目は5項目、もう少し踏み込む感じ

  • セグメント別・地域別実績
  • 経営資源、人・金・物のうち人件費効率
  • 投資用有価証券内訳
  • 大株主
  • 創業年数

若干の変動はあれ売上・利益は安定(コロナ禍の影響と反動を考慮)

  • 概ね安定、その他地域の売上は成長傾向、プロダクトライフサイクルの観点からも望ましい
  • この期間はコロナ禍からの経済活動の変化を連想しながら見ることが大切
  • 昨今の政府要請で賃上げが騒がれますが、配当をもらう側目線では賃上げとともに効率化が図られているかは気になるところ、一人あたりの効率はあがってますね

余談ですが

  • 最近の決算書の決まり文句は、賃上げ・人手不足による人件費の高騰により・・・
  • 企業によって値上げで人件費上昇分を回収する期間はまちまち、もし減収で株価が下落した銘柄があれば原因を決算書から把握し買い、要は一時的な人件費増での減収なのか、そもそもビジネスモデルに問題があるのか

話を投資前審査に戻します

決算書の投資用有価証券の内容、要はどんな企業の株を持っているかがわかります、と同時に取引先であったり関係性が深い可能性あり、ってことは関係企業の業績が好調であれば名港海運も好調の可能性、勿論その逆もしかり

創業から76年続いていることから経営の健全性などが考察できます、また会社の成り立ちがわかる

名港海運の大株主がわかります、未来の株主一覧にアクティビストが現れるかも?また、ここに海外ファンドの名があると海外からも注目されている企業ってことで個人的には更に安心できます

ここまでお疲れさまでした、ここまで調べたら個人的にはOK!

3段階目、駄目押し確認(まだ安心できない方は最後の仕上げ決算書を確認)

  • 決算書の確認、調べた内容の答え合わせプラスα

ここから実際の決算書になります、資料は四半期決算

親会社株主に帰属する四半期純利益、ここが我々株主に関係する利益

以下、決算書を下方向へスクロールした内容から一部を抜粋

下段の赤枠内からは、より詳細な売上の増減などがわかります

ここまでの内容について

  • 紹介した銘柄選びの過程・内容は、あくまで一例で私の主観いっぱいです万一、解釈に間違った点があればご指摘いただけるとありがたいです
  • IRバンクでは紹介した内容以外にも沢山のことが調べられます
  • 逆に紹介した内容を、他の企業では調べられないこともあります
  • 使用画像:出典 IRバンク

投げ出さず学び続けよう、わからないことの放置プレイ禁止

YouTubeをみても投資ブログを読んでも登場する言葉が意味不明、それをいちいち調べながら動画を止めては見の繰り返し・・・なかなか勉強がはかどらず苛っなんて方もいらっしゃると思います

私も3年前そうでした それでもモチベーションを保てたのは配当金が欲しかったら、めげそうな時 成し遂げたい思いを励みにがんばってください、当時61才のジジイにできたことです

最後に、100才まで36,000日程度、平均寿命程度なら約31,000日 その間の勉強1ヶ月、半年、1年なんて過ぎてみれば一瞬!

コメント

タイトルとURLをコピーしました