「期限の利益」って知ってますか?期限の利益とは
- 分割払いの期間のことです(12回払いなど期限が決まっている)、期間には金利がつく
- 要は金利を払い分割期間という利益を得ている訳です
知っていた方は契約書裏面の規約を読んだことのある方でしょう、大半は裏返した瞬間に拒否反応をおこし思考停止、はい終了ってな感じではないでしょうか、ただ今回言いたいのは期限の利益のことではなく個人情報を流出させているのは自分自身かも?ってことです
契約の際、片隅にひそむ注意事項や個人情報の取り扱いなどに目を通していますか?
以下はアプリストアからランダムに選んだアプリの詳細欄のスクショです
上記とは逆にデータ送信中は暗号化されデータは安全な接続を介して送信されますと記載されているアプリもあります
ざっと掲載しましたが、けして不安を煽るつもりはなく大半は安全なアプリだと思います、ただアプリは便利な反面、提供する側はアプリをとおして個人情報を収集し個人の属性に特化したマーケティングをしたり更なるサービスを得たければ有料会員へと誘導したい訳です、また情報セキュリティー項目はアプリに限らず各企業により様々です、目の前の少額利益に目がくらみ情報入力した先には多額の利益を得る悪意ある第三者がいることもあります
ここからは家計を守る視点で事例紹介等、話を進めます
多発するオフライン決済のクレカ不正利用、被害者多数
- カード会社へカード停止依頼をしても不正利用が止まらいのが特徴
- 理由はオフライン決済と複合型クレカです
- CATを使った方式がオフライン決済、対してオンラインは通販などネット上での決済
- CATとはクレジット・オーソリゼーション・ターミナル(信用照会端末)
- クレカ利用の際、CATを介してクレジット会社に決済を申請しますが
- その件数が膨大だと信用情報へのアクセスを処理するコンピューターの負荷が大
- ってことで一定金額以下の少額決済はその都度信用照会はされない
- するとどんなことが起こるか?
- 少額決済は都度個人にメールなどの通知はされない
- 結果、明細が届きそれを見るまで、または明細をそもそもチェックしない人は引落額の異常さで気づくことになる訳です
- 更に被害を拡大させたのが複合型クレカです、便利な反面、諸刃の剣
- クレカの表面には発行元のロゴ以外にVISAやIDが付帯、他の決済会社と連携しています
- おおもとのカード会社で停止しても連携先まではすぐには止まらないってことです
ここまで書き連ねた内容はSNSやYouTube上でも紹介されています、特にイオンカードの情報が多数でてくると思います
「真夜中のワン切り」、使われている番号か、否かを識別リスト化し販売
朝、スマホ画面をみたら夜中に着信がなんてことありませんか?、何がおこなわれているのか以下に説明します
- パソコンと電話機を連動させランダムに電話番号の組み合わせをかえ発信
- すると必ず、応答する番号が出てくる
- 応答は大きく分けて3種類
- 普通に呼び出し
- 現在使われていません
- お客様の都合によりお繋ぎできません
3種類の応答からわかる事は
- 生きてる番号
- もしかしたらお金に困り通信料を払えていない番号
- これをリスト化
- 更に他の名簿情報と照合
- すると電話番号を起点に氏名や住所などが判明
- これらをまたリスト化
- 電話番号だけのリストと一部情報が結びついたリスト完成
- それをアングラサイトで販売
誰が買い、どう使うのか
- 電話営業する会社
- ショートメールでの勧誘
- 購入したリストと他の名簿をパソコン上で照合
- その結果、新たな情報が判明
- 例えば、通信料金を払えていないリスト先に金融チラシ送付
ランダムに電話発信する中で電話にでられると料金が発生するため、真夜中のワン切りになる訳ですね
「先払い買取、すぐ現金化」をうたい高額な違約金請求、金融庁注意喚起
- まず業者は闇金、客はすぐにでもお金が欲しい人、「そのスキームは」
- 業者:ネット上にQRコードつき広告「代金先払い買取、依頼品を写真で送るだけ」
- 要は買取依頼した商品が着く前に代金を振り込みますよ(なんと親切な)
- 業者:さらに広告には買取品の例としてスマホや人気の高額ゲーム機を掲載
- 客:自分のスマホを送れるわけもなく、お金に困っていて高額ゲーム機を所持してるわけもなく
- 業者:そんなことは百も承知
- 客:QRコードからサイトへ入り掲載写真をコピペし業者へ送り買取依頼
- 客:嫌な予感を感じながらも一時しのぎの金が欲しい
- 業者:ロック・オン、情報入力を依頼
- 客:業者の求めるままに個人情報の入力
- 氏名、生年月日、住所、電話番号、口座情報、メルアド
- 収入、親の情報等、勤務先情報
ここからは業者の融資審査(闇金でも審査はする)
- 収入額より取り立て可能額を見積もる
- ホントに働いているか:勤務先へ電話(在籍確認)
- 保証人:親へ電話し存在と関係を確認
- 審査終了:取り立て可能額以下を入金
- 到着するはずのない買取品到着期限を待つ
- 未着確認でキャンセル料や違約金と称し先払い代金よりはるかに高額な請求
客が行き詰まるのは想定内
- 客:無理、払えない
- 業者:職場へ乗り込む、個人情報をネットへさらすと脅す
- 客:親へ泣きつく
- 親:子供を守る=支払
- 業者:この段階で回収
業者の本音:長いお付き合い
- 親からの回収で終了は望んでいない
- 親へ泣きつく前段階で程よく脅し
- 元本は減らさず金利だけを払わせ続けたい
- 要はリボ払いみたいな感じで長いお付き合い
マメ知識
- 日本には信用情報機関はCIC、JICC、KSCの3つがあります、金融機関はその全てまたはひとつに加盟しています、また本人であれば開示請求ができます、ご自身の信用情報に興味があれば開示請求してみてください、よく信用調査の筆頭項目はスマホ料金の支払状況だと言われますが本当なんですかね(詳しい方がいれば是非教えてください)
つかっていないサブスク・クレカ利用明細の郵送
- つかっておらず既に契約していることすらを忘れているサブスクとか解約が面倒で放置している低額なサブスクありませんか、昨今契約は簡単だが解約の難易度が高いサブスクが問題視され国からも是正喚起され近年はだいぶ改善されていますが、まだまだ多いようです家計管理の観点からはほぼ使っていないサブスクであれば解約がおすすめです
- クレカの利用明細を郵送で受け取っている方は意外に多いのではないかと思いますが、クレカの発行体によっては少額ですが発送手数料が発生している場合がありますのでスマホでの受領に切替ましょう
「大胆かつ繊細」これは中国の四字熟語「胆大心小」からきている言葉のようですが成功者の考え方や行動を表した言葉として社内の幹部研修の際に聞いた言葉です、要は大胆に考え行動するがその過程は繊細で計画的ってことです、私自身は成功者ではありませんが経済的自由を目指すうえでたとえ些細な無駄でも見過ごせないと思っています、なぜなら「このくらいは」とか「自分への安易なご褒美」の積み重ねが歳月を経て大きな出費になります、ちなみに反対は「小心かつ大雑把」です
改めて情報が漏れる原因を考察
- 一番はサーバーへの不正アクセス、いわゆるハッキングですね
- この段階でメルアド、氏名、電話番号、住所、場合によっては生年月日が流出
- なぜならスマホの画面はアイコンだらけ
- 更に財布の中はクレカ、ポイカだらけ
- だらけってことは登録先多数
- 企業が収集した情報を一社で管理していればまだしも、管理や分析の委託先あり
- それらの企業すべてが大企業並みのセキュリティーをしている訳もなく
- ハッキングで収集完了
- その証拠に知らぬ間に受信メール数は増えていませんか
- ちょっとそれますがポイント付与率低下、ニュースでは改悪と伝えられます
- なぜ改悪すのでしょう
- 当たり前ですが、どの企業も導入期はシェアを確保のため赤字覚悟でポイント付与
- 当然、企業は予算と目標があり、一定水準を達成したら消費者側からみた改悪を実施
- 少額のポイントに誘われクレカやポイカを増やし続ける人は新たなサービス出現の都度、右往左往
- 結果、登録先がふえ情報もれの可能性拡大
ここで情報の保管先を考えてみます
もし私が1千万持っていたら1千万すべてを家に保管しません、特に信用を重んじる金融機関は顧客情報を1つのコンピューターに保管しません、仮に保管したとしてもファイヤーウォールなどの対策を講じます
だからこそ、悪意ある情報収集を試しみる輩(やから)の最後の手段が有名通販や銀行になりすましクレカNo、セキュリティーコード、パスワードを入力させる誘い文句、「アカウントが停止・・・」や「あなたのクレカに不正利用の可能性あり確認はこのURLから・・・」と誘導するわけです
じゃあ、仮にパスワードは取得したがクレカNoやセキュリティーコードがわからなければ犯罪者はお手上げかというと、そんなことはないんです「えっ」て思いますよね、それが近年のデジタル技術の進化です
開かずの金庫開錠の番組で「ダイヤルの組み合わせ百万通り」とか言われますが、クレカNoの16桁の組み合わせなどマクロやプログラミングなどのデジタル技術をあやつれる者なら多分数時間ですべての組み合わせの照合テストは可能だと思われます、これが最近いわれる総当たり戦です、ちなみに総当たり戦は確率を勉強したことのある方ならやらない手法ですがデジタルの世界ではそれが可能です
財布の中がクレカとポイカでいっぱい
私はアパレルの販売員の仕事をとおして沢山のお客様と接します、そんな中で時折見かけるのが
- クレカ・ポイカでいっぱいの財布
- 札束がいっぱい入った財布
- そしてなぜか、それを見えるように開く方
- はてはて?
- まるで中身を誇っているようにさえ感じることがあります
- それって情報流出の可能性を高めていませんか?
- 余談ですが先日、こんな方がいました
- 沢山買っていただけましたし財布には札束が沢山
- 興味が湧き「なにか事業でも・・・」といったところ
- 「ネットワークビジネスのオーナー」でした
- お話しした感じは優しかったのですが袖口には墨がチラみえ
- さらにビジネス上の会員の集うパーティーの写真をみせてもらいましたが
- 写真の背景に写る人は普通人なんですが中心にいる人たちは
- 私からみて素人には見えなかったです
タイトルの回収をします、クレカやポイカはお得な反面、それを沢山持つ事は個人情報の登録先を増やす結果、流出の可能性を高め更にはチェックを煩雑にする一因になることは知っておきましょう、とくにクレカの利用明細をみない方
ひょっとしたら気づかないレベルの金額で不正利用がまぎれこんでいるかも・・・
最後に、お客様と接する中で最近感じる変化ですが誤解をおそれずにいうとコミ症の方が増えた気がします
- コミ症を感じる場面は息子と母親での来店
- 息子(着る本人)と私の直接会話はなし
- 私は母親と息子さんの好みの色の会話
- すると今度は母親が息子に色の好みを尋ねる
- それを母親が私に伝える
- 要は着る本人の母親が通訳をすることで私は好みを知るってことですね
「ん~」文脈表現に混乱するw
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