記事を読み終えた時きっと高く感じていた家電の見方、情報の理解の仕方、ふわっと描く理想が無謀にかわり行動がかわるきっかけになると思います
家計カテゴリー2記事目、前半は様々な出費のうち家電を中心に月あたりのコストを検証し更にそれらを車やリフォーム代と比較してみてみました、後半は常に疑問をもつスタンスで情報をみる大切さと理想を金額ベースでみるとわかるギャップを記事にしました、
家電製品じつは高くない!ただしくコストを知るとわかること
皆さんは様々な出費の中でどんなモノを高いと感じていますか?私は以下のようなモノが高いと思っていました
- エアコン
- リフォーム
- テレビ
- パソコン
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 趣味の出費
資料①:価格順で表示しています、関心のある方は黄色部分以外もご覧ください
上記は私の家計簿から個人的に高いと思ったモノを抽出し価格順に並べ替えた表です
上位に表示されたのは個人的には予想どおりでしたが、皆さんはどう感じましたか?次は購入金額を使用期間で割った金額ここでは月あたりコスト順に並べ替えた表をみてみます
少し順序が変化したと思います、ただし上記表中には2024年10月現在使用しているモノがあり例としてエアコンは購入後3.38年なので寿命を10年とすると現在の月あたりコスト2,219円は
購入額90,000円÷10年(120ヶ月)=750円までさがりますね
更に項目を絞ります
2024年10月現在使用年数10年未満のモノの寿命を10年とし、また前回の記事でふれた車をリストに加え月あたりコストをまとめてみました
- 1位:住宅リフォーム:11,845円(225万:経過年数15.83)
- 2位:車:9,917円(119万:経過年数4.02)維持費を加味すると32,065円
- 3位:パソコン:1,956円(234,684円:仮定経過年数10)
- 4位:モニター(パソコン用):1,257円(150,889円:仮定経過年数10)
- 5位:スマホ・ガス給湯器:917円(110,000円:仮定経過年数10)
- 6位:エアコン(1台):750円(90,000円:仮定経過年数10)
- 7位:テレビ:328円(68,746円:仮定経過年数10)
- 8位:掃除機:310円(37,200円:仮定経過年数10)
- 9位:洗濯機:299円(56,800円:経過年数15.82)
- 10位:冷蔵庫:294円(55,800円:経過年数15.82)
- 11位:電子レンジ:148円(26,000円:使用終了年数14.64)
こうしてみると家電って安くみえませんか、そうなんです月あたりいくらって視点でみると家電はそんなに高くはなく、むしろ高いのはリフォームや車またここには載せていない税金や保険料なんです今年私が支払った火災保険料は5年更新で176,640円 月あたり2,944円なので上の表にあてはめると3位のポジションです
今回の記事で詳しくふれない車に関するコストについては家計カテゴリー前回記事で実例をもとに詳しくふれていますので興味のある方はそちらをご覧ください
話をすすめます、よく暖房機器の電気代にフォーカスしエアコンとセラミックファンヒーター等をくらべた記事をみかけますが、それは電気代という一面の情報に過ぎず購入時の価格や使用期間も考慮したらどうなるのか?を自分で調べないとコストはわかりません
私もセラミックファンヒーターを所有していますが購入価格は7千円程度でした、一方エアコンの購入価格は9万円それぞれの寿命を10年とすると月あたりコストは
- エアコン750円
- セラミックファンヒーターは58円
10年間にセラミックファンヒーターを約13台買って購入価格はエアコンとトントンです、勿論セラミックファンヒーターがエアコンと同等の耐用年数、暖房能力があるのかを踏まえての比較ではありませんが・・・前提をそろえた上で比較しないと正しいコストはみえません
脱・知ってるつもり、常に疑問をもつスタンスで情報をうけとる
私が過去に疑問をもった代表格が髪の悩みをテーマにしたCMで髪の少ない方の頭皮をしらべたら共通点がなんてのがあります・・・ここで疑問なのが髪の多い人の頭皮はどうなのかです
いいたいことはCMの情報は悩みをもつ人だけの共通点、もし髪の多い人も少ない人も頭皮の状態が一緒ならば・・・原因がほかにあることになりますよね
情報をみる視点を販売する側に移してみます、データを正しくくらべて不利な事実があれば販売する側はそこにはふれず焦点をずらした比較で消費者にアピールするでしょう、また似たようなことは親子間でもあります昔私が捨て猫を持ち帰り飼いたいあまり『かわいい、捨てられてて可哀そう』などと訴えかけますが母からはちゃんと面倒みれる?と問われました、母は別の視点でみていたんですね
考えてみましょう求めていなにもかかわらず入ってくる情報のほとんどは売る側の意図にそった内容です、果たして情報に偏りがないかは自ら調べ比較しないとたどり着けないんです、この現実は詐欺ニュースからも知れます
今年トレンドの投資詐欺です、現実の投資ではプロが目一杯頑張って年利10%のリターンだったら超優秀です、一方詐欺で語られるのは3ヶ月で10%のリターンとかで投資をうながしたり受講を勧誘したりしますが上記リターンを年利換算したら40%です、これがいかに非常識な数字であるかは調べないと判断できないんです、要は目先の利益に目がくらみ話にのる人は知らず調べず人任せの3拍子そろったカモネギ状態ですね
さらにいえば
- 知ってるつもり
- だから学ぼうとしない
- だから受け身の情報しか入手できない
- だから真実が見えない
つもりだから3兄弟状態です、厳しい表現をしましたが以前の私はこの状態だったんです、家計管理をはじめたきっかけも脱・無知でした
書いてみてください!素直に理想を、きっとギャップがわかる
家計管理はあくまで通過点に過ぎず、その先にある貯蓄や投資へステップをすすめることも生活レベルを向上させるための手段でしかないのはいうまでもありませんが何事もはじめるには強い動機が必要なのが人です『書いてみて下さい』未来の理想を素直に・・・するとギャップと己(おのれ)の愚かさがみえます
私は40才の時、60才になった自分の理想の生活を書きだしました今思えば現実的でない内容で恥ずかしいですが、当時は頭に浮かんだことを素直に書きました、その内容は
- 車は高級車
- 広い庭付きの家
- 3台とめられる駐車場
- 週一カラオケと洒落た店で外食
- 月一国内旅行
- 年一海外旅行
書きつらねた内容はあまりにも大雑把(おおざっぱ)で必要な金額がみえなかったんです、サンドイッチマンの『何言ってるかわからない』状態ですよね
- 欲しいモノを手に入れるにはいくら?
- 60才以降この生活を続けるにはいくら?
- 家をどこに持つのか?(一都六県など)
- 描く家はいくらで買えるのか?
- 60才時点で住宅ローンを完済してるためには?
- その他もろもろ?
はてなの金太郎目状態そこでExcelでつくった60歳までの年月表に理想と必要な額を入力し気づけば億単位の金額になっていました、一例ですがカラオケ週一は予算15,000円、月一国内旅行予算20万、年一海外旅行予算150万これを70才までの10年続けたら
- カラオケ週一:15,000円×52週×10年=780万
- 月一国内旅行:20万×12ヶ月×10年=2,400万
- 年一海外旅行:150万×10年=1,500万
- 合計4,680万
上記を月あたりにすると4,680万÷120ヶ月(10年)=39万円、描く理想たった3つで破綻です、さらに家は3千万しかも60才時点で住宅ローンを終えるためにはすぐに買ったとしても月々10万超、見えたのはギャップだけその後、月13万年150万の貯金をするに至りますが、それも現実を知ったことがスタートでした
私には無視してたことがあります、成功者を羨むばかりで、そこに至るまでの努力や苦労、成功をえるために犠牲にしてきたことがあるって事実を・・・
まとめ
- ある一面だけで判断しない・・・コストを知ると案外安い
- 脱・知ってるつもり・・・望まずとも知れる情報は発信側の利益
- 有益な情報は自ら手を伸ばさないと知ることはできない・・・知ることで考え方が変わる
- 素直な理想を金額ベースでみてみよう・・・きっとギャップに気づく
- 現実的な計画をたてすぐ実行
最後に『10年のベテランでも2種類のひとがいる』むかし先輩が語った言葉です
- 毎年成長してきたベテラン
- 同じ1年を10回繰り返しただけのベテラン
次の記事:開かずの金庫を開けたらインフレ?デフレ?
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