投資カテゴリー4記事目は、まだ初心者の域をでない私ですが2年半で変化した様々な内容にふれることで記事を読む方の一助になれば・・・
購入の決め手になる情報とそれを知りたいわけ
これから話す内容すべてを調べるのは大変ですが少額とはいえお金を投じる訳ですから私は真剣です、また最初は時間を要しますが慣れてくると1時間もあれば可能ですので是非最後まで読んでみてください
投資前調査【moomoo証券アプリでサラッと】
- 10%以上の暴落銘柄をmoomoo証券アプリでさがす、日々スマホでチェック
- 同アプリでニュース、事業内容、創業年、チャート、配当利回り、時価総額、PER、PBR
【各項目の確認理由】
- 10%以上暴落:シンプルに安く買いたいから
- ニュース:どういう材料で売られたのか、内容によっては3段落ちするので様子見
- 事業内容:永続性のある事業か?
- 創業年:継続年数が長い→困難を乗り越えている→財務体質や経営陣の考え方が健全であったり時代の変化への対応力がうかがえる
- チャート:私は2022年5月の株価を基準にしていて、理由は現在保有している約500銘柄中パフォーマンス上位がその年月に購入したモノだから、多分その年の2/24にロシアのウクライナ侵攻がはじまり下落したタイミングだったと思われる
- 配当利回り:基準は3.75%理由は税抜で3%また2022年5月の株価まで下落せずとも利回り3.75%以上であれば買いは検討
- 時価総額:小さいと仕手株化し乱高下が激しいのでチャート上で高値圏なら10%程度の下落では買わない
- PERはサラッと、PBRは1倍前後ただあまり重視はしてない
投資前調査【IRバンクで詳細】
- 過去の業績、財務、キャッシュフロー、配当推移、配当性向、総還元性向、EPS、主要株主
- 沿革(会社の歴史)、主要取引先(仕入先、販売先)
- 決算書より経営者による事業の状況、中長期ビジョン、セグメント別業績
- 損益計算書、貸借対照表
【各項目の確認理由】
- 業績:売上:伸びているかと共にチャートをながめ下落傾向なら様子見
- 業績:営業利益または率:下落傾向ならライバル等の出現で不振→不良在庫増加→値下げ→利益率低下など様々なことを予測
- 財務内容:自己資本比率:私はサラッとしか見ないが下落傾向なら借金が増えてる可能性、ここで問題なのがもし借金増なら未来への投資なのか財務悪化の補填なのかを確認
ここで一旦とある企業の貸借対照表を見てみる、詳細は後述するがこの企業のやっていることは借金を返すための借金をしてるってことだ
赤丸で囲った一番上の流動資産合計271億69百万、3番目の流動負債合計290億72百万これが何を意味するかというと年内に返さなければならないお金が約290億に対して返せるお金が約271億
更に赤丸2番目の年内返済予定の長期借入金72億87百万は住宅ローンのように1年以上かけて返す借金のうち年内に返す額が流動負債に加算されているってことは以前から財務体質に問題があったと思われますが、最近まで高配当株でスクリーニングすると利回り5%以上で出てくる銘柄だったんです
また下記表をみると営業利益にマイナスが目立ち個人的には投資不適格だが、この状況を底と考え投資する人もいると思いますので判断には個人差があります何故なら近年売上、営業利益、原価率、販管費が改善傾向かもですね
さて途中で話がそれましたがIRバンクでの投資前調査に話をもどします
財務内容:利益剰余金:この比率が高いってことは借金が少ない程度でサラッと流しています、前回の記事で個人でいう貯金という説明をしましたが、正確には過去の利益の累計額であって貯金のように銀行にあるお金ではありません、ある時点で企業が持っているお金は貸借対照表最上段の現金及び預金欄に記載されている金額です
営業キャッシュフロー:基本プラスであればと思っていますが仮に決算書のキャッシュフロー説明に、ある商品が売上拡大基調のため増産とかであれば一時的に在庫が膨らみマイナスになる事もあるため必ずしもプラスでなくてもOK要は内容次第
投資キャッシュフロー:投資すればお金は減るのでマイナスはOKですが使途の説明を確認、逆にプラスだと過去の投資資産を売却し資金を手元に戻すことになるのでもしかしたら苦しいのかもと財務を詳しくみる動機になる
財務キャッシュフロー:マイナスは簡単にいうと借金を返したので手元のお金が減ったってことです、プラスであれば借金をして手元のお金が増やしたってことですが大事なのはそれぞれの理由です、先に説明した企業のように借金を返すための借金(リファイナンス)では投資先とするには不安ですよね
配当性向・総還元性向:投資家への還元意欲と共に無理してないか継続性を推測ちなみに総還元性向は配当金+自社株買い(配当性向については前回記事で分かりやすく解説しています)
沿革:会社の合併、M&A、社名変更などの経緯を知ると人によっては現在の社名より過去の社名の方がなじみがあったり、どんな企業と関係あるかがみえてくることがあり、それを起点に新たな買い候補が出てくる
主要株主:世界3大資産運用会社ブラックロック、ステートストリート、ヴァンガードの名があれば私ごときがあれこれ調べなくとも大丈夫に思える
主要取引先:この中に名だたる企業名があればその企業が取引に際し帝国データバンク等で調査をしている可能性大なので余計な時間をかけずチャートだけみて投資なんてことも過去にあります、また取引先にききおぼえのない企業名があればそれがヒントになり新たな投資候補になったこともあります仮に調べている企業の業績がよければ取引先もよい可能性あり
決算書より経営者による事業の状況説明:これを読むと経営者が課題と感じていることがみえてくる
中長期ビジョン:今後の方向性をみることで企業の継続性、成長性を自分なりに考える材料になる
セグメント別業績:決算説明資料の中にはだいたい事業別や展開地域別の業績一覧があります、それをみると為替の影響度合いや地政学的リスクがみえ株価上昇下落の要因が理解しやすかったり実は元々の本業を追い越すレベルで成長しているセグメントの存在に気づかされたりすることがあります
損益計算書、貸借対照表:表面的な高配当だけではみえない部分を理解する、話の途中で紹介した企業のように一見高配当それだけで投資判断するのは危険です
『彼女がサッポロビールが好きだから』でサッポロHDを100株購入これが初期の私の銘柄えらび、ほぼなにも考えてないですね(こわっ)、その後高配当株投資やIRバンクのことを知り徐々に変化・・・また決算書の中には100ページを超えるモノもあり、その全てを読む訳でなく必要な部分だけ読むスタンスです
ここまでしてきたことを糧(かて)に覚悟をきめてスマホをポチる
前の章で収集した情報をどう理解するのかについてざっと話しましたが、いざ買おうとすると欲しい銘柄のチャートが上昇基調で高値圏に見えるため手をだしがたいってことありますよね、そんな時私は
- 暴落待ちはせず買い下がることを覚悟して買い、一択です
それを可能にするのが1株投資です、資金1千万円以下の私には100株単位の投資では買いさがるハードルは高すぎます何故なら株価2,000円の銘柄を100株買ったら20万円、その後株価が1,800円にさがり買い増したら更に18万円の資金が必要になりたぶんリスクに耐えられない気がしますが1株ずつなら資金は3,800円で済みます
購入後のメンテナンス
基本上値は追わないスタンスです要は臆病なんですね、そのせいでもっと買いあがってもよかったって経験は多数ありますが・・・
投資開始3ヶ月目あたりから1年が経過するころまでの投資スタンスにふれます
- 保有株の平均価格をさげることを目的に初回購入価格を基準に5%さがったら追加購入、初回購入価格1,000円なら5%は50円なので950円、900円で買いって具合です
- 下げ止まったら放置プレイ、上記のパターンでいえば950円、900円で買ったあと850円を下回らなければ買いはストップ
- さんざん調べて買った金の卵(配当金)を産むかわいい奴らです、含み損になってもあとは耐えるのみ
投資2年目、桐谷さんのYouTube動画に影響され上値を追えない私は買いさがった銘柄の下げ止まりを確認すると
- 次の銘柄さがし
- さがれば買増し止まれば放置、そして次の銘柄
をくりかえし約500銘柄を保有するに至った感じです、すると桐谷さんの言ってたとおりある株がさがったらある株があがりトータルで含み益プラスを維持しながらここまできました、そして現在日経平均もだいぶあがってきたので新規銘柄の購入は減り保有銘柄がさがった場合は以前の5%でなく10%さがったら買いというスタンスに変化しました
500銘柄の管理はどうしてる
私はSBI証券をつかっていますのでパソコン版アプリ【HYPER SBI2】とExcelでの管理を以下に紹介します、まず前提として知りたい数字を集計し分析するには、その集計元になるデータが必要になります、それが投資初期から入力している自作の株通帳です
株通帳の入力項目は
- 購入日年月日、年、年月
- 企業コード、企業名、業種
- 特定の内容を集計する為に口座、買い、売り、配当
- 購入単価、株数、額
- 配当金額
- 初回購入単価、2022/5の株価
- 創業年月
実際のデータベースとはことなりますが入力項目は一緒です
詳細にはふれませんが以下に集計画面を紹介します
- 次にHYPER SBI2の保有株リストです、右上のCSVエクスポートをクリックすると保有銘柄リストをダウンロードできます
実際にダウンロードしたファイルが下記画像です
ここからはExcelデータベース・SBIからのダウンロードファイルを集計する過程を簡単に紹介していきます
- データベースの株通帳をピボットテーブルで集計(集計内容は個人の好みで変更可能)
- 今度は集計した表をデータベースとしてコピー
- 自作のExcel株管理シートに張り付け
- SBIからダウンロードしたリストの現在値(上記画像の中央付近の列の現在値)のみをコピー
- 再び自作のExcel株管理シート内の現在値の行に張り付け
- するとシートにあらかじめ入力した計算式が知りたい数値を計算し表示してくれます
もう一度Excelの株集計画面を表示しましたが下記表の赤で囲った部分が株通帳を集計したモノを張り付けたエリアで、それを元にした計算結果が右側部分に表示されています
上記集計結果をもとに各銘柄の含み損益、過去に貰った配当金、売却損益を加味しながら総合的な判断をしています、今回はこれで終わりますが紹介した決算書の内容や見方が間違っていればコメント欄から教えていただければ嬉しいですまた紹介した管理方法はExcelをつかうことが前提になりますのでご了承ください
最後に『シンプルに現状を知りたい』気持ちが面倒なことをしてる理由です、世の中は変化するものです現在は証券会社提供のアプリで簡単にダウンロード可能ですが今後も続くとは限りません、だからこその株通帳なんです。なんてね
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